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夜勤専従介護職の給与と勤務サイクル

介護職の夜勤

見守りやナイトケアを必要とする利用者さんを抱える介護施設では、介護スタッフが交代制で24時間のケア体制を整えています。

こうした介護現場では、夜勤を担当するスタッフはとても大切な存在です。とはいえ、女性の多い介護現場では、夜勤が敬遠されることもあり、なかなか夜勤担当者を集めるのが大変……という施設も少なくありません。

こうした夜勤スタッフの人材不足を助ける頼れる存在として夜勤専従介護職という働き方があるのをご存知でしょうか?

言葉の通り、日勤ではなく夜勤だけを担当する介護職スタッフを指す夜勤専従介護職。実は夜勤専従は手当も高く、稼げる仕事として夜勤専従職を敢えて選ぶ人もいるくらい賃金の低い介護業界では、今注目の働き方と言われています。

夜勤専従介護職の給与と勤務サイクル

夜勤専従介護職で働く場合、どのくらいの稼げ、どんなライフスタイルが可能になるのでしょうか。夜勤専従介護職の給与と勤務サイクルについて見てみましょう。

夜勤専従介護職の給与

ナイトケアを行う老人ホームなどの介護施設では、夜勤だけを担当する夜勤専従介護職の募集を行っている施設がたくさんあります。

給与は施設によって様々ですが、東京都内の求人を見てみると1勤務あたり初任者研修修了者で2万1,000円~が相場。また、介護福祉士の資格を持っていると2万3,000円から多いところだと3万円近い給与がもらえる職場も見つけられます。

月に10回勤務をすれば、簡単に正規職員として働く介護職員の平均給与をクリアできる夜勤専従。

ダブルワークや、月に何度も夜勤専従をすることで50万円近い収入を得ている人もいるそうです。

日中は家族の介護がある方や、資格取得に向けて勉強をしたい方などには人気の働き方とも言えるでしょう。

夜勤専従介護職の勤務サイクル

夜勤専従介護職となった場合、勤務時間は17時から翌朝8時~9時などがほとんど。

意外と長いと感じる方も多いかもしれませんが、しっかりと休憩も取れますので、拘束時間が長いことを除けば日勤とハードさは変わりません。

また、非常勤で働く場合がほとんどですので、夜勤専従で働くのは毎日ではなく月に10日、15日など施設側と相談してご自身で調整することも可能です。そのため、日勤と夜勤を交互に行うよりも、夜勤だけを担当した方が生活リズムが安定して楽という人もいるくらいです。

夜勤専従介護職のメリット

高時給と言われる夜勤専従職ですが、敢えて夜勤だけを担当する夜勤専従のメリットは給与の高さ以外にも次のようなものが挙げられます。

日勤よりも高条件で働ける

夜勤専従で働くメリットは何よりも給料が高い点です。1勤務あたり1万5,000円だったとしても、週に2回入れば12万円、月に15日勤務すれば22万円の収入が得られます。

求人数が比較的豊富

求人数が多い介護職の中でも、夜勤をする介護スタッフはとても少ない存在です。そのため、老人ホームなどの介護施設では、夜勤スタッフはとてもありがたい存在。

比較的求人数も多く、夜勤専門で働いてくれる介護職は好待遇で雇用されることがほとんどです。そのため、資格があれば働こうと思ったら比較的働き始めやすいのも夜勤専従介護職のメリットといえます。

ただし、傾向としては夜勤専従はパートやアルバイト、派遣としての雇用がほとんど。契約期間が満了した後のお仕事が必ずしも同じ職場であるとは限らず、同じ場所で長く働きたいという方は仕事探しにこだわる必要があります。

日中の時間を有効に使える

夜勤専従として、月に何回か勤務するだけで収入が得られる夜勤専従は、日中の時間に別のことをしたい、という方にも最適です。

例えば介護福祉士の資格を取得したい、ケアマネージャー資格を取りたいなどキャリアアップに向けて明確な目標があり、それに向けて準備をしたいという方は、夜勤をしながら勉強を進めることができます。

夜勤専従介護職のデメリット

メリットの大きい夜勤専従介護職ですが、給与が高い理由は「なり手がいないから」という理由が大きいのも事実。

夜勤は子育て中の方や女性にとって、職場をしっかりと選ばないと必ずしも楽な仕事ではありません。夜勤専従で働くのであれば、デメリットについてもしっかりと知っておきましょう。

夜勤は人数が少ないので責任が大きい

夜勤を今まで経験したことのない方も働ける求人も多い夜勤専従。始めは慣らし夜勤という形で研修を受けながら、徐々に一人で夜勤を担当する方も多いです。

何と言っても夜勤専従はとても時給が高いので、1日で数万円稼げるようになると「日勤で働くよりも得」という声も少なくありません。

また、夜勤は大変そうに思えますが、担当人数が少ない介護施設や、介護者の介護度が安定している職場では、入居者さんが寝ている場合がほとんどなので、日勤よりも体力的にも楽だという口コミも寄せられています。

正社員募集が少ない

夜勤専従で働く場合のデメリットとしてもう一つ上げておくとしたら、正社員募集数の少なさかもしれません。

多くの夜勤専従の求人がパートやアルバイト、正社員で占められています。そのため、長く安定して働きたいという正社員雇用でのニーズを満たす求人はなかなか見つからないのが現状です。

夜勤専従の求人情報を探すには転職サイトを利用するのがベスト

夜勤専従として働く場合、求人の多くが非正規(パートやアルバイト、派遣)がほとんどです。

そのため、安定して長く続けたかったり、福利厚生などを理由に正社員として働きたいという方は、正社員求人が少ないためなかなか条件にマッチした仕事を探すことが難しい可能性があるのも事実です。

ご自身が働きたいと思う働き方を夜勤専従で実現するためには、転職サイトに登録し、より多くの情報を集めて職場を選ぶことがベストな方法。

将来正社員として働きたいと考えている方、夜勤以外の日勤など勤務時間の変更をお願いしたいと考えている方は、派遣会社を通じて間接的に雇用契約を結ぶ派遣よりもパートやアルバイトといった直接施設と雇用契約を結ぶ求人の方がいいかもしれません。

いろいろな働き方が夜勤専従にもありますから、コンサルタントなどに希望を伝えて求人情報を紹介・アドバイスしてくれる介護職専門の転職サイトなどに登録し、より条件にあった求人を見つけてみましょう。

転職で失敗しないためには転職エージェント選びも重要な要素の一つです。

[aside type=”normal”] 転職エージェントを選ぶ3つのポイント

  • 求職者の細かな要望に応えられるよう十分な求人を保有している(介護職の場合、特に条件アップや待遇の改善)
  • 求人先の離職率や職場の雰囲気、上司の性格などの内部情報を把握している
  • 内定をもらうための履歴書のアドバイスや面接対策を行なっている
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スマイルサポート介護

特にスマイルサポート介護は、介護職からの評価が高く上記3つのポイントを十分に満たす転職エージェントです。

もともと首都圏を中心に求人紹介をしていましたが、今では全国の求人を取り扱う上、派遣での就業もサポートしているためライフスタイルの変化に伴って生涯頼っていける転職エージェントです。

たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるよう準備しておきましょう。

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まとめ:高時給・まとめて稼げる夜勤専従は介護現場に欠かせない存在

介護職で働く方にとっては高時給で働ける夜勤専従。雇用者である介護施設側にとっても、スタッフがなかなか担当したがらない夜勤を専任で担当してくれる夜勤専従介護職はとても頼もしい存在です。

介護は24時間のケアが必要になることも多いため、今後も夜勤専従という仕事のニーズはますます高まることが予想されます。

ただし、正社員での雇用が少ないですから、長期で働きたいという方は注意が必要。将来をしっかりと見据えながら夜勤専従で働くのであれば、働く側にとっても雇用側にとっても夜勤専従はとても頼れる存在なのかもしれません。