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介護職がキャリアアップするための方法とオススメの転職先

介護職のキャリアプラン

低賃金・ハードワークなイメージの強い介護職。確かに介護の仕事はとても大変である一方で、他の業界と比べて給与があまり高くない業種かもしれません。

介護の仕事を続けている人の多くが、待遇面だけでなくやりがいを見出しながら働いていますが、長く介護の仕事をするのであればキャリアアップは必ず考えなければいけないポイントです。

求人数も多く、転職しやすい介護業界ですから、キャリアアップを狙って他の介護施設に転職を考えている人も多いかもしれません。

今回は、キャリアアップをするための方法と、オススメの転職先などをご紹介します。

介護職員のキャリアアップと転職先

介護の専門職である介護職は、給与や待遇面で資格の有無が年齢以上に大きく影響する仕事です。

そのため、スキルアップのための資格取得は給与面でもメリットの大きいところ。

忙しい業務との兼ね合いは大変かもしれませんが、是非資格取得などスキルアップに向けて努力を続けていきましょう。

職場によっては資格取得をサポートしてくれるところもありますから、転職の際にそうした職場を選べば今後のキャリア形成にもいい影響を及ぼしてくれるはずです。

資格でこんなに違う!介護職の給与

資格手当などのつく、介護福祉士などの介護系資格は、日々の仕事においても確かな知識をバックボーンに業務にあたれるというメリットが大きいもの。

介護職の場合、資格の有無は給与面にも大きく影響を及ぼします。

例えば、正規で働く介護職員の月給を資格別に見てみると以下の通り。

保有資格別実賃金

  • 介護福祉士:23万7,717円
  • 介護職員初任者研修:21万3,351円
  • 実務者研修:22万6,108円
  • ケアマネージャー:26万9,690円
  • 看護師、准看護師:25万863円
  • 社会福祉士:25万3,689円
  • 無資格:19万9,496円

参照:平成27年度介護労働実態調査

同じ介護を行う介護職でも無資格から介護福祉士へのキャリアアップを図れば初任者研修、実務者研修、介護福祉士とキャリアが上がるにつれて約1万円程度の給与アップが見込めることが統計からもわかります。

転職するなら資格取得ができる転職先がオススメ

介護職で働く人にとって、資格はあった方がいいということは明白な事実ですが、職場によっては業務が忙しすぎて資格取得の時間がなかったり、職員への教育体制がしっかりしていないところも少なくありません。

転職先を無資格から探すのであれば、今後はキャリアアップのために資格取得をサポートしてくれたり、職場内での研修が充実している転職先を探すのも、長期的な目線で見てとてもメリットの大きいことと言えます。

転職時には「キャリアパスが明確」な事業所を見つけよう

最近では、介護事業者側でも、職員が働きやすい職場を作るために、独自のキャリアパスや資格・研修制度を設けるところも少しずつですが増えてきています。

キャリアアップに向けては、職場で働きながら業務に関する知識を身につけられる職場を見つけることはとても大切。

また、キャリアアップを狙いたいと思っても、キャリアパスがない小さな事業所などではなかなか思う通りにキャリアアップが望めないこともあるのが事実です。

転職時には、面接や転職コンサルタントなどを通じて、転職候補先が明確なキャリアパスを提示しているかどうかを確認してみることも、給与などの待遇と同じくらい大切です。

施設長、事業所長を目指す

具体的に介護職のキャリアアップの方法として考えられることの一つが「施設長や事業所長などの事業所管理者」もしくは「サービス責任者」を目指すことです。

責任ある立場に立つことは、とても大変である一方でやりがいや新たな視点で介護を見ることができるメリットも大きいもの。また、何よりも給与面でも大きなメリットがあります。

施設長・事業所長の給与

正規職員で働く介護職の場合、施設長や事業所長など事業所管理者になった場合の賃金を見てみましょう。

正規職員で月給払いの場合の1ヶ月あたり所定内賃金

  • 事業所管理者:36万5,568円
  • 介護職員:19万8,666円

統計から見てみても、施設長になることで10万円以上の賃金アップが望めることがわかります。

施設長・事業所長になるには

キャリアアップを目指して施設長や事業所長になるためには、その施設のことを熟知し、相応の知識を得ていることが何よりも大切です。

介護労働安定センター「平成27年度介護労働実態調査」によれば、事業所管理者(施設長・正規職員)の平均年齢は51.5歳。勤続年数は平均12.4年となっています。

すぐに慣れるものではない役職ですが、経験があれば転職により新規開設事業所でこうした役職につくことも不可能ではありません。

施設長になるためには、まずは職場内でサービス提供責任者になることが最初の一歩。各事業所にはサービス管理責任者やサービス提供責任者を設置することが法律上義務付けられています。

サービス提供責任者になる条件

  • 介護福祉士、看護師、准看護師、保健師の資格を保有(いずれか1つ)
  • 実務者研修を修了

サービス提供責任者になれば、介護職の時よりも給与アップも狙えますし、次のキャリアに行くには必ず通る道ですから、これからキャリアアップを考えているという人は、まずはサービス提供責任者になることを考えましょう。

リハビリ関連、看護師資格を取る

介護職員として働くにあたって、新たな専門分野としてリハビリ関連資格や看護師資格を取得することも給与面での待遇アップが見込める方法です。

より高い専門性を持っていることは、転職・就職時にも武器になりますし、介護現場とリハビリや看護ケアに関する知識を持っていることは職場内でも評価されるポイントとなります。

リハビリ関連、看護師の給与

リハビリ関連職や看護師資格を持つことは、どの程度給与に影響があるのでしょうか?統計を見てみると、介護福祉士よりも看護師やリハビリ関連職の給与は1万円以上の差があります。

確実にキャリアアップを図るのであれば、介護を知っている看護師、リハビリ関連職は有効な手段であることがわかります。

リハビリ関連、看護師資格の実賃金

  • 看護師、准看護師:25万863円
  • PT・OT・ST等:26万3,216円
  • 介護福祉士:23万7,717円
  • 無資格:19万9,496円

介護事業を起業する

介護業界で長く活躍する手段として、さらにチャレンジしたいのであれば起業という方法も考えてみたい手段です。

リスクがあるのも事実ですが、ご自身の理想とする介護を実現できますし、何よりも雇用されないという自由度の高さがあるのも事実。

介護保険制度が始まって以来、民間の企業も参入し易くなった介護業界。現場を知っている目で起業することは利用者(お客様)にとっても大きな魅力となります。

介護ビジネスで起業するには

介護ビジネスを起業するにあたってまず考えておかなければならないのが「介護保険内の事業」を行うのか、「介護保険外の事業」を行うのか、という点です。

もちろん両者を組み合わせることもできますが、どちらを主眼に置くかによって起業方法は変わってきます。

前者の介護保険内の事業の場合、フランチャイズとして起業する方法と、ゼロからスタートする方法があります。収入源が介護報酬という公金となりますから、指定認可を受けるための準備などをしっかりと進め、公益性のあるビジネスプランを考えていきましょう。

ケアマネージャーになる

もう一つ、介護職としてキャリアアップを図る方法として考えられるのが、ケアマネージャーとして活躍する方法です。

介護保険サービスと要介護者を結ぶ橋渡し役として、ケアプラン作成や申請代行、給付処理などを行うケアマネージャーは介護保険制度の専門家。

個人として独立することもできる仕事である点は、女性にとっても魅力の大きいキャリアパスではないでしょうか。

ケアマネージャーの給与

介護職として働き続けるよりも、給与アップが見込め、働く場所も広がるケアマネージャー。実際の賃金は、介護福祉士と比べても3万円近い差があります。

ケアマネージャーの実賃金

  • ケアマネージャー:26万9,690円
  • 介護福祉士:23万7,717円
  • 無資格:19万9,496円

ケアマネージャーになるには

ケアマネージャーの業務内容は介護職員と大きく変わりますが、介護を必要とする方を支える仕事である点は同じ。

現在、述べ65万人がケアマネージャー試験に合格し、活躍しています。

合格率は15パーセント前後と決して簡単になれるものではありませんが、着実にキャリアアップを図りたい方にはオススメの方法です。

また、受験資格には介護福祉士などの国家資格を取得、もしくは介護事業所での一定の実務経験が必要となりますので、介護職からケアマネージャーに転身し、活躍されている方も少なくありません。

ケアマネ試験の受験資格


・国家資格取得者
5年以上、900日以上の実務経験
国家資格とは看護師・保健師・理学療法士・社会福祉士等を指します。

・国家資格非保有者
老人福祉施設や訪問介護事業所などで5~10年の実務経験

まとめ:多彩なキャリアパスがある介護職! ポイントはやっぱり資格!?

介護職のキャリアアップを目指す場合、サービス提供責任者や施設長などの管理職を目指す方法と、看護師・リハビリ職やケアマネージャーなど他職種への転換、起業などの方法が考えられます。

何れにしても、資格の有無が大きく影響することとなりますので、キャリアアップを考えるにあたってはほとんどの場合資格取得が必須と考えていいでしょう。

目指したいキャリアに合わせて資格を取得し、働き方の幅を広げていきましょう。

介護施設によっては資格取得を支援してくれる職場もあることをご存知でしょうか?このようなサポートをしてくれる求人情報を保有しているのは転職エージェントになります。

しかし、転職で失敗しないためには転職エージェント選びも重要な要素の一つです。

[aside type=”normal”] 転職エージェントを選ぶ3つのポイント

  • 求職者の細かな要望に応えられるよう十分な求人を保有している(介護職の場合、特に条件アップや待遇の改善)
  • 求人先の離職率や職場の雰囲気、上司の性格などの内部情報を把握している
  • 内定をもらうための履歴書のアドバイスや面接対策を行なっている
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スマイルサポート介護

特にスマイルサポート介護は、介護職からの評価が高く上記3つのポイントを十分に満たす転職エージェントです。

もともと首都圏を中心に求人紹介をしていましたが、今では全国の求人を取り扱う上、派遣での就業もサポートしているためライフスタイルの変化に伴って生涯頼っていける転職エージェントです。

たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるよう準備しておきましょう。

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