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低賃金で働かないために介護職が転職で年収・給与をアップさせる方法

介護職の年収・給与アップ

「大変な仕事の割に給与が安くてモチベーションが上がらない……」という声も聞かれる介護の仕事。転職をすることで年収・給与をアップさせようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

公益財団法人介護労働安定センターの「介護労働実態調査(平成27年)」によれば、介護事業所で働く介護職員の42.3パーセントが「仕事内容の割に賃金が低い」ことを不満に思っているとの統計もあるくらい、低賃金は介護職と切っても切れない悩みです。

実際に、介護関係の仕事を辞めた人の中で、辞めた理由として低収入を挙げた人は全体の17パーセント。

他にいい仕事や職場があったためと回答していた人も約19パーセントいることを考えると、転職理由に賃金などの待遇が大きく影響していることは言うまでもないことです。

そこで今回は、介護職で働く方が低賃金で働かないために転職によって年収や給与をアップさせるためのコツや方法についてご紹介いたします。

介護職が年収/給与をアップさせる5つの方法

せっかく転職をするのであれば、就職した後に「失敗した……」と思わないよう、事前に年収や給与を上げるための準備や心構えをすることが何より大切です。

介護の仕事はたくさん求人数が出ていますが、事業所によって労働条件や給与などの待遇にはそれぞれ差があるのも事実。
需要の大きい介護職ですから、納得いく転職活動を焦らず進めていけるよう、次の5つの方法を参考にしてみてください。

介護職専門の転職サイトを利用する

近年、介護職のお仕事情報が掲載されている介護に特化した転職サイトは増えています。

転職サイトによってサービス内容に差がありますが、忙しい仕事の合間に転職先を探すには、こうした転職サイトへ登録して求人情報を探すのが効率的です。

特に、コンサルタントがいる転職サイトならインターネットや求人情報には掲載されていない情報も得られる可能性がある点。

また、給与やボーナスの有無、昇給のためのキャリアパスの有無などの直接聞きにくいこともコンサルタントに聞ける点が大きなメリットです。

納得いく年収や給与などの条件に合う職場へ転職するにあたって情報はとても大切な武器。

少しでも多くの情報を得られる転職サイトは利用価値大と言えるでしょう。

優良事業者であるかを見極める

介護保険サービスがスタートし、民間企業が介護事業に参入できるようになったのは、つい最近のこと。

そのため、介護事業者と一口に言っても経営状況や教育体制・キャリアパスの有無、給与などの待遇には事業所によってまだまだ大きな差があるのが介護業界の特徴です。

例えば「介護労働実態調査(平成27年)」では訪問介護、介護事業の離職率は平均16.5パーセントとなっている一方で、離職率が10パーセント未満の事業所があるのも事実。

人が辞めたがらない(離職率が低い)事業所は、働く側にとって給与や待遇面でのメリットが大きい可能性が大なのです。

こうした事業所の求人はなかなかでないものですが、新規施設開設などによって求人を出す場合もありますので、こまめにチェックするのが大切。

逆に、条件がよさそうなのに何度も求人情報で目にするような事業所は、ボーナスや残業代が出なかったり、職場環境が悪いなどそれなりの条件があるので避けたほうがいいかもしれません。

人材育成が充実し、資格取得に補助などを出している職場なら、キャリア形成もしやすく、資格によって給与アップの可能性も。

年齢ではなく専門職としてのキャリアが給与面に大きく影響する介護の仕事だからこそ、低賃金に陥らないためには職場を利用してご自身のスキルアップが見込めるかどうかも大切なチェックポイントです。

優良事業者を見極めるポイント

  • 人材育成が充実している
  • 頻繁に求人が出ていない
  • 在籍職員数と採用人数を比較して、採用人数が多すぎないか?(多すぎたら要注意!)
  • 年間休日日数やボーナスの有無などをしっかりと提示している(介護業界の平均年間休日数は有給を含まずに約110日)

また、年収アップを狙う場合、給与条件ばかりに目が行き、月収が高い事業所に飛びついてしまいがちですが、あまりにも他の事業所と比べて高すぎる場合には、注意が必要。

「職場環境が悪いため、人が頻繁に辞めていく」「ボーナスがない」「休日日数が少ない」など働きにくい環境があり、人気がないため月額給与の額を多くすることで人手を集めようとしている可能性があります。

医療法人や社会福祉法人運営の事業所を探す

介護職の中でも、比較的給与面での待遇がいいのが特別養護老人ホームや介護老人保険施設、医療機関などの職場です。

特に医療機関は看護師との連携による専門的なケアを求められることも多く、待遇面での優遇があるだけでなく今後のキャリア形成にもいい影響を与えてくれる職場です。

また、社会福祉法人が運営する事業所なら、非正規であっても一定の条件を満たせば「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」に加入することができます。

「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」とは、退職時に退職金を支払うための共済制度で、勤続年数に応じて退職金が受け取れる仕組みです。

もちろん、勤続40年だったとしても、数千万円単位での退職金は期待できませんが、退職金がない介護の仕事も多い今。

少しでも退職時に次への備えができる可能性があるのであれば、あったほうがいいに越したことはありません。

医療法人や社会福祉法人の運営する事業所は、人気の高い職場ではありますが、同じ介護職を続けるならこうした職場に転職することも一つの方法といえるでしょう。

ただし、逆に民間企業のほうが年収を高く設定している可能性もありますのでその点は頭に入れておきましょう。

雇用契約内容をしっかりと書面で確認する

残念ながら、まだまだ介護業界は、雇用契約や雇用に関する意識が他の業界と比べて低い事業所が少なからずある業界です。

そのため、求人内容で描かれている給与額と実際の給与額が違ったり、雇用形態が違ったりすることはよくあること。

そのため、事前にしっかりと書面で雇用条件を確認することを忘れないようにしましょう。

勤続年数が長い人が多い事業所を探す

働き始めの給与額が低い場合でも、長く働くことで賃金が少しずつ上がることがあるのも介護業界の特徴のひとつ。

理由としては、職場内でキャリアアップが望めることや、働きながら資格を取得し手当などがつく可能性があることが挙げられます。

例えば正規で働く介護職員の場合、勤続年数別の賃金は次の通り。

介護職員(正職員)の勤続年数別平均賃金

  • 1年未満:17万8,500円
  • 1年以上3年未満:18万2,233円
  • 3年以上5年未満:19万846円
  • 5年以上10年未満:20万2,981円
  • 10年以上15年未満:22万2,672円
  • 15年以上:26万3,291円

参照:平成27年度介護労働実態調査

少なからず、勤続年数が平均賃金に大きく影響を与えていることは一目瞭然。

いい条件を求めて転職を繰り返すのも年収アップの方法の一つですが、できれば自分にあった職場で長く勤務することが年収/給与アップにつながる可能性があります。

何よりも、転職は体力や気力がいることだからこそ、長く働ける職場であるかを見極めるのも、転職する際には気を付けたいポイントです。

転職で年収・給与アップに成功した介護職の口コミ

それでは実際に、転職で年収/給与が上がったという介護職の方の声を聞いてみましょう。

参考になるポイントも沢山ありますから、皆さんの転職活動に生かしてみてください。

[aside type=”normal”] 豊富な介護経験を生かして転職を決めた介護福祉士Aさん
介護業界で10年間働いてきたAさんは、資格と実務経験に期待され管理職に転職。即戦力として管理職についたことで給与が大幅にアップしました。

<Aさんからの声>
これまで色々な職場を経験しながら、業務の合間をぬって介護福祉士の資格を取得しました。
以前の職場では、管理職のポストがなかなか開かず、キャリア形成が難しいと思って「管理職募集」をしている今の職場に転職。

その結果、前の職場よりもやりがいある仕事をしながら、給与面でも月数万円以上、年収にして数十万円も多くもらえるようになりました。
[/aside] [aside type=”normal”] 転職エージェントを使って転職したOさん
介護職に特化した転職エージェントに会員登録して転職先を見つけたOさんは、非公開求人から好待遇な求人を見つけ、応募。経験とやる気を買われて転職した結果、給与面でのアップが実現しました。

<Oさんからの声>
ハローワークや求人誌などを見て転職先を探していたのですが、なかなかいい職場が見つからず、3つほど転職エージェントに登録しました。

エージェントの方にも相談しながら非公開求人から比較的条件の良さそうな職場を見つけ、応募し、年収がアップしました。

本当にエージェントの人にはお世話になって、事前に給与の代理交渉をしてもらいました。

また、エージェントを通じてボーナスの有無が確認できたので、働き始めてから思っていた通りの収入が得られたのも良かったと思っています。

仕事をしながらだとなかなか転職準備がしにくいですが、転職エージェントでは面接準備などの面でもサポートをしてもらえて助かりました。
[/aside] [aside type=”normal”] 訪問介護から介護老人福祉施設(特養)に転職したIさん

訪問介護の現場で活躍されていたIさんは、より好条件の就職先として介護老人福祉施設を選択。その結果、給与が月数万円アップしました。

<Iさんからの声>
なんとなく始めた介護の仕事。民間の介護付き老人ホームから訪問介護職に転職したのですが、給与が低く、他の施設に転職しようと思って転職活動を始めました。

看取り経験などがあった点を評価してもらえて、特別養護老人ホームに転職。その結果、より専門的なケアを行うチームの一員としてやりがいある仕事ができているだけでなく、訪問介護ヘルパー時代から数万円も給料が上がりました。
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まとめ:転職で給与/年収アップを狙うなら「非公開求人」に注目しながら情報収集を

介護職の転職を考えるにあたって、重視したい給与などの待遇面。最初に目が行くのは月額給与やボーナスの有無かもしれません。

あまりにも好待遇の場合は、人気のない職場という落とし穴の可能性もありますから、じっくり焦らず転職活動を行うことが大切です。

今後のキャリア形成を考えると資格が生かせる・資格取得がサポートしてもらえる職場も転職で収入アップを狙う場合にはチェックするべき職場です。

無料でコンサルタントに転職相談ができる転職サイトも沢山ありますから、登録して活用しながら、後悔のない転職を目指してみましょう。

転職で失敗しないためには転職エージェント選びも重要な要素の一つです。

[aside type=”normal”] 転職エージェントを選ぶ3つのポイント

  • 求職者の細かな要望に応えられるよう十分な求人を保有している(介護職の場合、特に条件アップや待遇の改善)
  • 求人先の離職率や職場の雰囲気、上司の性格などの内部情報を把握している
  • 内定をもらうための履歴書のアドバイスや面接対策を行なっている
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スマイルサポート介護

特にスマイルサポート介護は、介護職からの評価が高く上記3つのポイントを十分に満たす転職エージェントです。

もともと首都圏を中心に求人紹介をしていましたが、今では全国の求人を取り扱う上、派遣での就業もサポートしているためライフスタイルの変化に伴って生涯頼っていける転職エージェントです。

たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるよう準備しておきましょう。

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