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リハビリ利用者とじっくり向き合えるようになりました|介護職の転職体験談

福島県在住、30歳直人さん(理学療法士)の転職体験談


保有資格 理学療法士
応募社数 3社
内定社数 3社
転職期間 1ヶ月
転職回数 3回
施設・事業所 総合病院→訪問看護ステーション
雇用形態 正社員→正社員
勤務形態 常勤→常勤
給与 24万→28万
休日 月8日(不定期)→週休2日(土日)

転職しようと思ったきっかけ

総合病院にて7年近く働いていたが、全く給料が上がる気配がない上に、中堅クラスになると忙しさが年々厳しくなっていたためです。総合病院ということもあり、色々な部署で様々な経験(急性期~回復期~在宅)ができ、とても勉強になった反面、大きな組織の一員というだけで自分自信が歯車の1つとして機能しているようには思えなかったことが大きな要因になったと思います。

というのも、リハビリ自体は日々時間に追われ、実際に行いたいことを提案しても承認されるまでのスピード感も遅いなど、何事もシステムにとらわれてしまうことに嫌気が差していました。少人数で働いてみたいと強く思ったのはその頃で、訪問看護ステーションでの経験もあり、必要と思われている方々に時間をかけてリハビリを提供できるのではないかとの考えから、転職を考えました。

転職時の希望条件とその理由

勤務先が彼女の実家に近いこと。付き合っていた彼女と結婚を考えており、婿入り予定だったので出来る限り彼女の実家に近い場所を探しました。給料はあまり気にせずに、前職以上であれば尚良い程度で考えていました。

ただ、働いた分が上乗せされるといった歩合給には興味があったため、そのような求人が出やすい訪問看護ステーションを中心にみていました。もう1つは休日で、土日祝日の休みといった求人も確認はしていましたが、継続的なリハビリの効果は実感していたため、自分の身体との兼ね合いも考え、祝日の出勤でも構わないと思っていました。

転職先はどのように探したのか・転職活動で工夫したこと

まずはハローワークに基本情報を登録し、大まかに検索をかけました。彼女の実家付近の土地勘もあまりなかったため、求人情報とグーグルマップを併用して距離感などを確かめました。同時期にPTOTネットにも会員登録を行い、どの程度の求人がハローワークと重なっているかを確認しました。それによって、求人側が急募なのかどうか、業務を拡大するためなのか(欠員補充だと労働環境が良くない印象だったため)も何となくですが掴めました。場所によっては、お祝い金などもあるようですが一時的なものは期待せずに進めていました。

もう1つ重視したのは、ホームページの印象です。ある程度事業が安定しており、地域に向けて必要な事を発信しようとしているかどうか(更新回数など)は何ヵ所か確認すると一目瞭然で、従業員の仕事に対する熱気なども変わるもんだなぁと感じました。

一通り求人に目を通し、気になった求人に関してはPTOT ネットのコンサルタントに依頼してみました。電話対応自体は誠実でしたが、対応の速度が遅い印象だったため、最終的には自分で直接求人先に連絡を入れ、条件を確認していました。今思うと、自主的に動けば2~3週間早く結果が出ていたと感じますが、良い勉強になりました。

転職先企業に決めた理由と経緯

直接電話連絡をしたときの対応が丁寧で、面接の日程や少し聞きにくい給与面なども包み隠さず伝えて頂いたことが大きかったです。実際に社長と面接をした際も、多少強気に条件の希望を伝えたと思うのですが、出来る限り思いを汲んでくれ、訪問看護の経験があった事もありすぐにでも来て欲しいと直接言ってくれたことは印象的でした。

形式的な部分もあるかとは思いますが、必要とされていると実感できると条件が少し厳しくても、付いていこうと感じることができました。

転職してよかったと思う点

まずは、時間的な余裕ができたことです。仕事上で訪問でリハビリを行うと40~60分を使ってじっくりと利用者と向き合うことが出来るため、会話も楽しみながら行えています。また、同じ職場で働く看護師のみなさんは利用者に対する責任感が高く、相談も乗ってくれやすいです。

病院では、どうしても日々の看護業務の忙しさを盾にリハビリがないがしろにされやすいのですが、同じチームとして利用者を支えているというのは心強いと感じています。また、休日が土日と連休になったため、精神的にとても楽になりました。

今後の目標

まずは、訪問件数を安定させて、会社の売上に貢献することが最優先だと感じています。ただ、漫然とリハビリをする事が良いとは感じていないため、在宅での効果を定期的に評価して地域の方々に啓蒙活動が出来ればと考えています。

また、相談しやすい風土を作り、職場内だけでなく、医療関係者、介護関係者の方々が一番最初に頼る訪問看護ステーションになりたいと考えています。徐々に増えてはいますが、まだまだ食い込む隙間は沢山あると考えています。

これから転職をしようとする介護職員へアドバイス

情報が正確であればあるほど、面接や条件呈示の際に武器になります。求人先の情報はもちろんですが、全体をみる視野がないと前職よりも辛い環境になる場合もあるかと思います。その地域でどの程度の需要があるか、給与の平均値などインターネットで収集できる情報は無限です。

ただし、実際に見学や面接をしないと職場の雰囲気などは掴めない事がほとんどです。出勤するのが苦痛にならないためには、職場の雰囲気はとても重要だと思います。条件だけにとらわれず、広い視野を意識しましょう。